ブックメーカーでは、スポーツごとによってオッズの展開が異なります。それぞれのオッズは、戦術によって方法を変えていく必要がありブックメーカーによっては1試合で100種類以上のオッズが展開されることもあります。
それぞれの方法を熟知しておくことで、場面に合わせた戦略を立てる事が可能になり、ブックメーカーで負けにくくなります。

ブックメーカー初心者の場合には、基本的なオッズの種類から覚えるようにして通常でも勝利できるようになった場合には、他のオッズを検討するようにしましょう。

マネーラインオッズは、スポーツベットの中では非常に単純で理解しやすいです。勝者を予測するだけでなく、賭け手にとって分かりやすいオッズ表示も特徴になっており初心者がスポーツベットを始める際には、マネーラインが最適で他の複雑なオッズに比べて、理解が容易です。
試合開始前に設定されますが、試合の注目度や、運営しているブックメーカーのサイトによって変動のタイミングは異なりますが基本的にはパリミッチェル式かブックメーカー式で分かれるのでご確認するようにしてください。

ブックメーカーは、試合の強さ差を考慮して、点差に基づくスプレッドを設定します。
例えば、-3.5はホームチームが3.5ポイント差で勝つことを示しており、それ以外では負けることになります。これには、勝敗だけでなく、点差も予測します。ホームチームが3.5ポイント以上で勝てば、勝ちとなります。一方で、アウェイチームが3.5ポイント以内で負ければ勝ちます。

いくつかのケースでは、スプレッドが小さい場合、イーブン・オッズが設定されることがあります。これは、両チームがほぼ互角であると見なされる場合です。
スプレッドは試合前に設定されますが、試合日が近づくにつれて変動することがあり怪我人情報や公表されるデータにより、スプレッドが変化することがあります。

ティーザーベットは、スプレッドやトータルのオッズを変更して賭ける方法で、リスクを減らすか報酬を増やすことができます。

トータルオッズでは、ブックメーカーが設定した合計スコアに対して、賭け手がその合計が上か下かを予測します。これは通常、試合全体の得点やイベントの数に基づいています。
合計スコアが特定の範囲になる確率を示します。
例えば、合計スコアが50以上ならばオーバー、50以下ならばアンダーと呼ばれます。

稀にあるケースでは、トータルが整数でない場合、イーブン・オッズが設定されることがあり、引き分けを排除し、勝敗を明確にします。

初心者の方がスポーツベットに取り組む際、基本的なオッズの理解からスタートすることは非常に重要です。これにより、ブックメーカーの基本原則を理解することができ、徐々に複雑なオッズに進んでいくことが可能となります。

初心者が考慮すべきいくつかのポイントは必ず理解するようにしましょう。

マネーライン、スプレッド、トータルなどの基本的なオッズの仕組みを理解することから始めましょう。それぞれのオッズが何を示しているかを確実に理解することが、的確な賭けのための基本となり、その情報を持つことで自分に適した戦略を見つけることができます。

初心者ならば、初めは単純な賭け方から始めましょう。マネーラインやスプレッドが比較的シンプルな賭け方であり、初心者が理解しやすいです。この方法をよく理解することで基本的なメカニズムに慣れることができます。
ブックメーカーでの賭けに成功するためには、情報収集とリサーチが欠かせません。各チームのフォーム、怪我人情報、ヘッドツーヘッドの対戦成績などを確認し、的確な予測を行いましょう。
この情報は試合に大きく関連するので、少しでも見逃してしまうことが敗因となるので、しっかりと正確な情報を持ち、常に新しい情報を取るようにしてください。ベットにおいてはリスク管理と資金管理が非常に重要になります。

ブックメーカーのスポーツベットにおいては重要なスキルともなり、初心者が大負けしやすくなる原因の一つであり、賭け金を適切に管理し、一度の敗北で大きな損失を被らないように心がけましょう。賭け金の一定割合を超えないようにすることが負けない為のポイントとなります。予測が難しく、感情に左右されやすいものです。慎重なアプローチで、冷静に判断することが成功の鍵となります。一度の敗北に挫けず、戦略的に次に進むことが大切になるので運だけに頼ることなく経験を積むことも重要となります。

実際に賭けを行い、その結果から学びましょう。成功と失敗の両方から得た知識が、将来的な賭けの賢明な判断をサポートするようにしましょう。

初心者の方がこれらのステップを踏んで進んでいくことで、スポーツベットに対する理解が深まり、より戦略的なアプローチが可能になります。リスク管理や情報収集に十分な時間をかけ、賭けを楽しむ中でスキルを向上させていきましょう。

プロップベットは、通常の勝敗に関する賭けとは異なり、試合内の特定の出来事やプレイヤーに焦点を当てた賭けです。これは勝敗とは独立しているため、例えば試合の最初の得点者、特定のイベントの発生、あるプレイヤーのパフォーマンスなど、様々な要素に関連しています。
良く提供されるプロップベットの種類は特定の選手が試合で最初に得点するかどうかに賭けるもので、得点者の選手やチームに賭けることが一般的です。
試合で得点する回数やアシスト数、リバウンド数など、個々のプレイヤーのパフォーマンスに関する賭けがあります。
試合内で特定のイベントが発生するかどうかに賭けるもので、例えば試合中にレッドカードが出るかどうかなどが含まれます。

特定のクォーターやハーフタイムでの得点や勝者を予測する賭けもプロップベットの一環です。
試合終了時のスコアが特定の範囲になるかどうかに賭けるものもあります。プロップベットは通常、試合全体にわたる興奮を増加させる要素を提供します。特に個々のプレイヤーの行動に注目することで、試合がより魅力的に感じることができ、通常の賭けでは見逃されがちな細かい情報や詳細な要素に賭けることができます。

フューチャーズは将来の出来事に賭けるオッズで、通常はシーズン終了時の結果や特定のイベントに関するものです。主には、特定のチームがシーズン終了時に優勝するかどうかに賭けるものです。特定のプレイヤーがシーズン終了時にMVPや得点王などの賞を受賞するかどうかに賭けるものがあります。
チームがシーズン終了時に特定の成績を達成するかどうかに賭けるものもあります。

初心者がこれらの異なるタイプのオッズを理解し、経験を積んでいくことで、より幅広い選択肢を持ち、戦略的な賭けが可能となります。
同時に、リスク管理や情報収集にも十分な注意を払うことが大切です。

デシマルオッズは、日本を含む多くの国で最も一般的に使われているオッズ表記方法です。主にヨーロッパやオーストラリアで採用されており、「ヨーロピアンオッズ」とも呼ばれます。

デシマルオッズは小数点を用いて表され、数値がそのまま払い戻しの倍率を示しています。例えば、オッズが「2.50」の場合、1,000円をベットすると、2.5倍の2,500円が払い戻されます。

このオッズの最大の魅力は計算が非常に簡単で、初心者でも直感的に理解しやすい点です。計算式は以下の通りです。

払い戻し額 = ベット額 × デシマルオッズ

また、デシマルオッズは勝率を把握するのにも適しており、数値が高いほど的中の難易度が上がることを示しています。デシマルオッズが「1.50」の場合、試合結果が予想しやすいことを意味し、「5.00」であれば大番狂わせの予測を表していることになります。

アメリカンオッズは、その名の通り主にアメリカで使用されているオッズ表記方法です。「マネーラインオッズ」とも呼ばれ、プラス表記（+）とマイナス表記（-）の2種類があります。

アメリカンオッズは初めて見る方にとっては少し複雑に感じられるかもしれませんが、仕組みを理解すれば非常に便利です。

プラス表記（+）
プラス表記は、100ドルをベットした場合の利益を示します。「+200」のオッズは、100ドルのベットで200ドルの利益を得られることを意味します。すなわち、総払い戻し額は300ドル（元金100ドル + 利益200ドル）です。

マイナス表記（-）
一方、マイナス表記は利益100ドルを得るために必要なベット額を示します。「-150」のオッズは、100ドルの利益を得るために150ドルをベットする必要があるという意味です。この表記は、強いチームや有力選手にベットする場合によく見られます。

分数オッズは、主にイギリスやアイルランドで用いられる表記方法で、「フラクショナルオッズ」とも呼ばれます。この表記は、ベット額に対して得られる利益の割合を分数で示しています。

オッズが「5/1（ファイブ・トゥ・ワン）」の場合、1,000円をベットすると5,000円の利益が得られ、総払い戻し額は6,000円（元金1,000円 + 利益5,000円）となります。

基本的な読み方は、「分子が得られる利益、分母がベット額」です。「3/2」の場合、2単位のベットに対して3単位の利益が発生します。

一見すると難しそうですが、イギリスでは競馬やクリケットなどの競技で標準的なオッズ表記として長年親しまれています。

分数オッズの利点は、利益率が視覚的に理解しやすい点です。「1/1」は「同額の利益を得ることができる」という意味であり、勝率が五分五分の試合を示唆しています。

一方、「10/1」のような高倍率は番狂わせの試合を示しており、一発逆転を狙うベットを検討する際の目安となります。